パピヨン / Papillon

パピヨンは頭がよく、飼い主に大して献身的かつ誠実です。服従訓練が身につくのも非常に早いです。古くから「コンフォーター(癒しの犬)」として愛され、セラピードックとしても才能を発揮してきました。キャバリアなどと同様に祖先犬はスペインのスパニエルの一種で、16世紀から18世紀にかけてヨーロッパの宮廷で飼われていたトイ・スパニエルと呼ばれていた小型犬種が起源です。16世紀にフランスのルイ16世王朝時代、上流社会でもてはやされ、イタリアのボローニャ地方で多く広まりました。「パピヨン」とは、フランス語で蝶のことで、パピヨンの飾り毛のついた立ち耳が蝶の羽状に見えることから名付けられました。活発で優美だがたくましく、気品があり、軽快でエレガントな歩様をします。大きさはオス、メスともに20~28cmです。優美でエレガントな容姿をしており、コンパクトで体長は体高よりもいくぶん長いです。被毛はシングル・コートで豊かな艶があります。