ウェルシュ・コーギー・ペンブローク / Welsh Corgi Pembroke

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは犬らしい気質を十分に備え、牧畜犬らしくアクティブです。ヨーロッパの多くの国では現在、犬の断尾や断耳が禁じられています。地低く力強く、たくましい体つきをしており、ハキハキと機敏で明るいです。活動的で仕事をしている時が何よりも楽しく感じるとともに、情愛あふれるパートナーとしても役目を果たします。
原産国のイギリスでは、「絶滅する恐れのある(英国)原産犬種」のリストに入っています。ペンブロークの直系の祖先犬は、スピッツ系の牧羊犬ではないかと考えられております。現代においては20世紀以降英国王室に愛され、王室の犬といえばこの犬種と思われているほどです。英国王室で飼われていたコーギーのすべては、エリザベス2世の18歳の誕生日にプレゼントされたスーザンという名の子犬の子孫です。大胆で、働き者。外交的で友好的です。大きさはオス、メスともに25~30cm。コーギーは、スタミナも、作業能力も、短い脚に支えられた体のパワーも驚異的です。カーディガンとくらべてペンブロークは胴体と頭部が、脚の短さと共にある程度縮小しています。もともと牧畜を追っていた犬で、牛が後ろ蹴りを行ったときに命中しなくて済むため短い脚が役に立ちました。